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とっておくもの、しまうもの 10人の大切なものとの暮らし

本屋へ行くと、ライフタイル系の本を、とても多くみかける。その中には、イメージを重視するものは多く、手にとってペラペラとページをめくってはみるものの、買うまでに至らないことがよくある。逆にまた、実用的なのはいいけれど、ただ詰め込んでいるだけというのも、手が伸びない。

その点で言うと、「とっておくもの、しまうもの」は、ちょうどいい塩梅で嬉しくなる。欲を言えば、10人ではなく、もう少し載せて欲しかったが、ビジュアル的にも眺めていて心地よい写真にデザインでありつつ、実用もしっかり兼ね備えているのだ。

料理家、フードコーディネーター、エッセイストなど、10人の方の、ものの収納に関する考えを知ることができる本。まさに十人十色で、箱やカゴを使いこなしていたり、一方で、収納するためのカゴや箱を買わない人もいる。捨てる人もいれば、捨てない人もいる。そして、家をつくる際に収納スペースを全くもうけなかった、という人もいる。

収納と言うと、キッチリとしなくてはいけない、と思ってしまいがちだが、そうではないらしい。例えば、床に本を積み上げることは、アリなのだ。買ってきたばかりの本は、本棚に閉まってしまうと、気軽に手に取れなくなってしまう。だからこそ、すぐに手に取れるように積み上げておく。CDもしかり。

ものが多い家も少ない家も、それが、その人の暮らしにあった形。その形の中で、心地よく過ごせるもののしまい方を見つけることが大事。収納することに頑張りすぎないで、ちょっと工夫をするだけで、心地よい空間が生まれる。そのためにはまず、大事にするものを見極めることから始めたい。捨てる前に、一度考えてみるのもいい。ものをしまうことのヒントを、ほんの少し拝借しよう。

2007年7月7日掲載
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