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クウネルの本 ずらり 料理上手の台所

クウネルの本 ずらり 料理上手の台所 クウネルの本 ずらり 料理上手の台所

お勝手探検隊
マガジンハウス

他人の台所を見るのは面白い。料理上手となれば、興味はなおさらである。人間にとって“食べる”ことは欠かせないことであり、“食べる”ことは幸せを感じる行為でもある。そんな“食べる”を生み出す場所が台所。例えば友人の家へ遊びに行っても、台所へ踏み込むのは少しだけ躊躇してしまうのはなぜだろう。そして、冷蔵庫を開けるときには、必ず「冷蔵庫開けていい?」と確認するのはなぜだろう。台所はなぜか、勝手に踏み込んでいいのだろうか?と思わせる場所。そんな台所を思いっきり見ることができるのがこの本である。

料理家、フードコーディネーターをはじめとする21人の台所を紹介しているのだが、料理上手だけあって、食器や調理道具などの数は、ごく一般の家庭の台所にあるものとは比べ物にならない。しかし整然としていて、使いやすそうだなと思わせる台所。21人もいれば、台所の大きさや形もさまざまだろうに、一見すると、いい意味で似たような台所に見えてしまうのは、料理上手に共通した、物のしまい方があるのではないだろうか。そう思って見ていくと、食器の積み重ね方や、しゃもじのしまい方、お箸やカトラリーのしまい方などが似ていて、そんな発見をするのが楽しくなってくる。その人の料理のくせに限らず、共通するしまい方があるのだなと、少し不思議にも思う。

しかし一つ一つ見ていくと、それぞれの個性が面白くて、食器や調理道具は実にさまざまである。フィスラーやル・クルーゼなど名前の知れているものだったり、合羽橋で買ったという調理道具だったり。料理上手な人が使っているんだから、使いやすいのだろうなと思わせる。調理道具を揃える参考になるかもしれない。

ケンタロウさんが披露している、“鍋2つでできる料理”は、夜に見てしまうとお腹がすいて仕方がなくなる。特に豚汁と炊き込みご飯の組み合わせは本当に美味しそうで、食欲をそそる色をしている。もちろんレシピも載っている。

2007年10月14日掲載
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