こぐれの家にようこそ
イラストレーターやエッセイストとして活躍する、こぐれひでこさん。
引越しが好きで引っ越しを重ねているわけではなく、やむを得ず、はたまた偶然が重なって、幾度と引越しをしている。
そんなこぐれひでこさんの、58年間の住まい遍歴をつづっているのが、”こぐれの家にようこそ”なのだ。
トイレ、台所は共同で、風呂はなし。部屋は四畳半の、女子専用の下宿からはじまる引越し人生は、最終的に目黒区青葉台の家に行き着く。なんとも羨ましい場所!
この住まいがどのようなものかがつづられているが、文章で住まいの構造やらを伝えるのはなかなか難しいものだと思った。しかし、ちょっと憧れを抱いてしまう生活ぶりは伝わってくる。
それは、心地のいい季節にはリビングダイニングと化してしまうテラスだったり、ブリキのようなバスタブだったり。
この間にも、さまざまな住まいが登場する。今は手放してしまった、パリで買った住まいのことも。
、家は生活の場であるからして、家のことを書こうとすると、やはり当時の身の上話も必要となってくるようで、夫や仕事のこともちょこちょこと登場する。
いやはや家を通したサクセスストーリーといえるかな。
こぐれの家にようこそ
こぐれ ひでこ/早川書房/2005-04-21
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2007年2月5日掲載






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