365日雑貨暦
365日雑貨暦
ナカムラユキ
アノニマスタジオ
私は日記が続かない。mixiでつけ始めたが続かず、今書いているブログは、タイトルに「日記」とつけながら、日記ではない。しかし、“365日雑貨暦”を読んでいると、また日記をはじめようかと思い始める。短い文章でも伝わるものは伝わる、気負わずやってみるか、と腰を上げたくなる。
日本には季節がある。寒さにめっぽう弱い私は、お出かけが大好きということも忘れて、本気でひきこもりたくなる冬。一方、夏の暑さには寛容。もちろん限度はあるけれど・・・。
例えば日記を書いたなら、「今日は寒い。」「今日は雪が降った。」などと、気候のことが毎日毎日書かれていたら、ちょっとうんざりしてしまうかもしれない。しかし、たまに、間接的に季節を表す言葉が入っていると、それは、とても情緒あるものとなる。この本には、そんな間接的に季節を感じる言葉が、チラリチラリと入っている。だから、一緒に季節を感じることができる、それがとても心地いいのだ。
“雑貨暦”とつくからには、雑貨にまつわることが書かれている日記。読んでいて思うのは、雑貨というものは、探して見つかるものではなく、ある日突然出会うものなんだ、ということ。自分の心にビビビとくる雑貨は、ある日お店で、なにげない日常で、ふっと目に止まった瞬間に、自分のものとなってしまう。それは、売り物のみならず、日常の中に、雑貨はあふれている、ということ。
著者のナカムラユキさんは、イラストレーターでありながら、ご自身で雑貨屋も経営している。パリへの買い付けへ行く日は、こちらまで一緒にパリの気分。旅行に出かければ、私も旅行している気分に。短い文章ながら、素敵な写真とともにくりひろげられるナカムラユキさんの雑貨暦に、ホっと癒されてしまうのです。




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