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アメリ

アメリ アメリ

オドレイ・トトゥ

初めてアメリを見たとき、私には理解不能だった。物語はあちこちにポンポンとぶし、わけのわからないことが起こるし、なんなんだ、一体!と。ただ、ものすごく興味をそそるインテリアだったことだけは理解できた。

と、アメリの物語にいい印象を抱かないまま、しかし物語の概要をなんとなく理解したあとで再度見ると、なんだか素敵な映画ではないか!と、アメリに抱いていた思いが180°変わった。

少しピリリとスパイスの効いたところが味なフランス映画である。

小さい頃、学校に行くことなく、なので友達と遊ぶこともないアメリは、空想の世界に身をおくことを楽しんでいた。大人になっても空想好きは変わらないままだったある時、アメリのとった行動が、一人の男性を幸せな気持ちにした。それを見たアメリは、人を幸せな気持ちにすることに喜びを感じ、しかしアメリの場合は、ちょっとしたいたずらを仕掛けることが、それだった。

そんなある日、一人の男性に恋をしたアメリ。ついに、空想の世界から現実の世界に飛び込まなくてはいけないのだった。

アメリの悪戯一つとっても、ユーモアがあって面白い。思わずクスッとなってしまう。そして、アメリのチャーミングな行動やファッションに、キュンとなる。特に、赤い生地に小さな白いドット模様がついた傘が、私は好きだ。

乙女心をくすぐるアメリの家は、この映画の大きな醍醐味だろう。

クラシックな壁紙は、日本でもありなんじゃないかと思う。早速、東急ハンズにでも行って、壁紙を物色したい気分だ。そして、バスルームの床は薄いピンクと薄いグリーンのチェック。この配色には、「参った!」とうなってしまう。

アイアンベッドやスタンドライト、アメリのベッドルームには、乙女の憧れがつまっている。

2007年3月17日掲載
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